2010年09月30日

西表島の県道

 早朝の県道にカンムリワシやカラスなどが、車に轢かれた生き物を食べていました。西表島の県道は、草が茂り見通しが悪く、歩道は4ヶ月以上草木が残り人が歩けない状態が続き、ヤマネコも見通しが悪い中、4匹以上車に撥ねられています。そんな県道も台風で草木が枯れ、少し見通しがよくなってきました。そして、県道の草木撤去作業がやっと数日前から始まりましたが、草刈りが終わり歩道が歩けるようになるのには、まだ数週間かかりそうです。山猫は死んでしまったけれど、人が車に撥ねられなかったのは幸いです。
 西表島では歩道が歩けず、車道を歩いて人が撥ねられて死んだり、塩害で植物が育たない場所の植栽は撤去されます。又、電柱が台風の度に倒れる場所は地下に電線が埋設されました。  


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2010年09月28日

フヨウの花が咲き始めました

 今、山の中ではバイケイランの白い花が咲き、県道ではフヨウの花も咲き始めました。渡り鳥も多くなり、大きなアオサギも群れで渡ってきています。水田では、タカアシシギやサギたちがエサを探しています。二期作の稲も少し大きくなってきた西表島です。  


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2010年09月27日

上原港に積まれたゴミを片付ける

 台風後、一通り後片付け、掃除を行なった上原港。しかし、船の修理で使ったオイル缶、荷物を包んだラップや壊れたパレットなど、たくさんのゴミがあります。結局、これらを片付け、木材などを除いたゴミがトン袋3袋分にもなりました。まだ放置された車やドア、自動販売機もあり、これらは誰が片付けるのでしょうか。ボランティアにも限界があります。  


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2010年09月26日

台風後最初の日曜日。各地で行事がいっぱいでした。

 今日は、台風後初の日曜日。
上原地区では、台風で延期になっていた敬老会が行なわれたり、八重山地方各地で敬老会や運動会、八重山地区中学校陸上競技大会が行なわれ、晴天の下、各競技や応援に一生懸命がんばっていました。又、八重山高校舞台祭でも、生徒たちが多彩な舞台を披露していて、青春を謳歌、躍動感みなぎるステージを作り上げていました。
 今日は、子供たちの体育と文化に感動した一日でした。  


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2010年09月25日

ヤマネコに注意!今の時期子猫がよく道路に出てきます

 今年に入って、4件のヤマネコの車による死亡事故が起こっています。昨日もまた、子猫が車に接触する事故があり、環境省の職員が事故にあった子猫を探したものの見つからないので、なんとか大丈夫だったようです。そして帰り道、ユチン川のカーブ。小さな子猫がチョコチョコ道路を横断して行きました。草むらの中に見えなくなったので、一安心しました。しかし、車を発進すると車の前をまた、チョコチョコと道路を反対側に渡っていきました。夜になると、夜行性の生き物たちが車に轢かれ、それらを狙ってヤマネコがよく出てきます。車の運転はゆっくりと、又、特にカーブではスピードを落として注意して運転してください。又、子猫は警戒心が薄く、車に轢かれた生き物に夢中になっています。安全運転に心がけてください。  


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2010年09月24日

渡り鳥

 今日は一日、北の風から、西表島に百羽~数百羽のサギの群れが数回にわたって飛んでいきました。船浦湾のマングローブ林の上に止まって羽を休めています。又、野原や由布の防潮林やマングローブ林、そして海岸の干潟の上にも、次々とサギの群れがやってきました。船浦湾も午後には水がひき、干潟は渡り鳥のかっこうのエサ場になっています。そこにまた、サギの群れがやってきました。それとは逆に、台風後もいたアカショウビンが急にあまり見えなくなりました。渡って行ったのかもしれません。
 そんな今日、早稲田大学離島交流プロジェクトの学生がやって来て、船浦湾の漂着ゴミを少し拾ってくれました。  


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2010年09月23日

台風後の森の中

 台風後のピナイサーラ。少し倒木があるものの、一応一部以外は撤去したので、普段通りに行けましたが、足元、頭上注意が必要です。又、湿地などでは落葉が腐っていますので、歩く時には特に足元に注意してください。
 水の流れのない場所に溜まった落葉などにより、硫化水素が発生したり、腐ってメタンガスなどが発生し、とても臭くなっています。また衛生状態も悪いです。  


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2010年09月22日

横断道(カンピレー口~イタチキ川)通行できます

 今日は、マヤグスクの滝へ行きました。森の中は倒木が多く、特に第2山小屋跡からイタチキ川までは、倒木でまったく道がなくなり、撤去するのに大分かかりましたが、なんとか、カンピレー口からマヤグスクの滝までは通れるようにしてきましたが、横断道へ入る方は注意してください。イタチキ川から先は、手をつけていません。たぶん倒木が多いと思われますので、無理をしないように。  


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2010年09月21日

緑が少なくなった森

 台風の強風や塩害で西表島の海岸側の森は茶色く、葉は枯れ、枝だけになってしまっています。森の中は多くの木が倒れ、葉が落ち、陽射しをさえぎる物がありません。満月のため、夜も明るい森の中。それでも生き物たちは普段通りに生きていました。ただ、鳥達の寝る場所が少なくなったようでした。しかし、葉のない森の中、コウモリやコノハズクは見やすくなりました。森の中の道もたくさんの木が倒れ、通れるようにするのに大分時間がかかりました。  


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2010年09月20日

台風後の後片付けの作業は続きます

 一昨日から停電になり、深夜は風雨が強かったですが、早朝には台風も与那国島の南にまで通過していました。昨日は少し風は強いものの雨が降っていないため、家の周辺や公園の倒木を撤去したり、飛ばされた「子供飛び出し注意」の看板などを元の場所に立てかけたりと早朝より忙しく、倒木を置きに行った道筋では大きな木が数本倒れ、回り道をしながらなんとか畑に行くことができました。その後は、道路の倒木を撤去して、車が通れるようにしました。漂着ゴミ置き場を見に行ったところ、漂着ゴミ置き場は壊れていました。又、上原港の漂着ゴミは、ロープで縛ったおかげで飛んでいませんでしたが、袋が少し破れていました。上原港では、コンテナやパレット、プレハブ小屋が飛び、散乱していて、車が壊れ、海水とともに打ち上げられたたくさんのゴミや流された土砂を取り除くのに、7時間もかかってしまいました。そんな中でも、上原港の駐車場に溜まった砂の中にオニダルマオコゼがいて、生きていたのには驚きました。又、西表島では屋根が飛ばされたり、車が壊れたりと台風11号による被害はだいぶ大きいです。
 今日も一日、家の周囲や上原港の掃除、又、午後からは町道や農道の倒木や土砂などの撤去作業を、シャボを利用して行ないました。まだまだ倒木等があり、台風の爪あとは残っています。明日からは、役場なども撤去作業を行なってくれることでしょう。

 9月19日のビーチクリーンアップは中止しました。  


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2010年09月18日

台風対策②

 今日は、台風11号による強い風と雨が時おり降り、朝から暴風警報が出ています。昨日より風が強く、アンテナが飛びそうなので線を増やして補強、庭木が屋根に当たっているので取り除き、返し風で倒れそうな木を撤去するなど、台風対策は続きました。庭木を畑に運ぶ途中、ツバメ達は道の上で休んでいます。又、道路のフクギが折れ、時々停電、復旧を繰り返しています。益々風雨が強くなっていく西表島です。  


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2010年09月17日

台風対策

 今、台風11号が八重山地方に少しずつ接近しています。台風対策のために、船をマングローブ林に入れたり、家の周囲を片付けて、台風が接近するまでは北側の風雨が強い為とりあえず北側の窓に防風戸を取り付けたり、雨漏りしそうな場所にコーキングしたりと、築、約26年の家が壊れないように、物が飛ばされないようにと大変です。又、回収した漂着ゴミが飛ばされないようにロープで固定、カヌー置き場も台風対策、マーレ川の歩道が増水で流されないように整備、補強を行ないました。
 こちらでは、台風が近づくとどの家も片付き、綺麗になります。
 明日の昼には暴風域に入ります。大きな被害が出ずに、海水温が下がって、サンゴの白化現象が止まることを祈るだけです。  


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2010年09月16日

やっと鹿川海岸の漂着ゴミを回収!

台風11号が発生し、少し心配しながらも9時30分白浜港を出航。少しうねりがあったものの参加者16名で漂着ゴミを回収してきました。一ヶ月ほど前に回収した鹿川海岸、また沢山の漂着ゴミが打ち上げられていました。それらも少し回収し、予定より3時間ほど早く出航。網取で昼食後、白浜港で調査。トン袋で8袋以上の漂着ゴミを回収、ペットボトルの調査では、中国、台湾、そして3位にベトナムが入っていました。ユニック車で運搬。午後4時30分に終了しました。急な回収だったので人が集まらず、エコプロメンバーや一般の参加者の他、ダイビングチームうなりざき、風車、パイシーズや祖納森林事務所、船浮海運、そして西表西部石油商会の協力でなんとか無事終了できました。協力ありがとうございました。  


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2010年09月14日

セッカの子育てと「ビーチクリーンアップ」のお知らせ

 今日も一日畑の草刈りをしました。セッカの親鳥がこちらを気にしながら、せっせとヒナのために虫を捕まえては木の上に、視線が消えると草むらの巣に入って行きました。どの親も子育ては大変です。アカショウビンのヒナは大きくなり、そろそろ渡っていきます。夜、森の中では集まって寝ていました。

 9月16日【木】 9:30出発で鹿川海岸の漂着ゴミを回収に行きます。詳しくは西表島エコツーリズム協会まで。

 9月19日【日】 午後2時より、船浦港北側のビーチクリーンアップを行います。こちらの協力もよろしくお願いします。  


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2010年09月13日

畑の中は生き物達でいっぱいでした

 今日も一日蒸し暑く、クマゼミの声を聞きながら畑の草刈りをしました。有機農法で安全な作物を作っているため農薬は一切使っていないので、草を刈るのは大変です。しかし、畑の中は生き物でいっぱいです。セマルハコガメやキノボリトカゲ、キシノウエトカゲなども住み着き、たくさんの昆虫もいます。地面では、ミフウズラが巣を作り、セッカはチガヤをクモの巣で束ねて上手く巣を作っていました。グアバの木には、クロトゲアリの巣があり、巣を壊さず、又、生き物を切らないように草刈りをするのはとても大変でした。  


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2010年09月12日

西表島の夜に注意

 ここ数日は天気もよく、午後8:00を過ぎると月も沈み、夜空は今日も満天の星で埋め尽くされています。森の中ではたくさんのホタルが光り、とても綺麗な西表島の夜です。
しかし、道路ではまたヤマネコの子供が車に轢かれ、今年5匹も死んでいます。車を運転する人はスピードそ控えて、注意して運転してください。子猫はエサを取るのに夢中で、車からわかりにくいです。特に急カーブはゆっくりと、できればレンタカーの夜中の運転は控えてほしいです。

 9月16日【木】鹿川海岸に残してきた漂着ゴミを再度回収に行く予定です。皆さんの協力よろしくお願いします。申し込みは西表島エコツーリズム協会まで。。。  


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2010年09月10日

季節の花

 八重山地方は、熱帯低気圧や台風の発生で暑さも少し和らぎ、過ごしやすくなりました。野山では、カラスザンショウやハマセンダンの花が咲き始め、たくさんの蝶やハチが蜜を求めて集まってきました。
 森の中でもイリオモテソウやヤマビワソウ、ヤマハギの花が咲いています。  


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2010年09月09日

横断道は普通の道ではありません

 昨日は西表島横断に行ってきましたが、今朝になっても、我々とは別に昨日横断に行った外国人2名が帰らないため、警察と消防団が捜索に入り、道に迷い戻って来るところを見つけて、無事だったそうですが、横断を含め西表島のジャングルに入る人は、充分な余裕のある計画と知識、装備で入山してください。又、自然を壊す行為をつつしみ、焚き火はしない、ゴミは必ず持ち帰って下さい。
 西表島は西表層という他の島とは違う地層で、岩はもろく、すべりやすく、土は粘土質で、ジャングルの中は湿度が高く蒸し暑く、浦内川は流域面積が広いため、雨が降ると一気に増水して危険です。島の自然を熟知すること、無理をしないことが大切です。  


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2010年09月07日

渡り鳥

 西表島では今、渡り鳥の数が毎日増え続け、干潟や田んぼでサギ類、シギ類が多く見られるようになりました。又、ツバメも多く山の上から道路の上までたくさん飛び交っています。それに比例して、車に轢かれるツバメなどの数も多くなってきた西表島です。  


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2010年09月06日

ピナイサーラトレッキングコース

 今日はピナイサーラへ歩いていきました。海中道路からマングローブ林をぬけ、田んぼの跡を通り、道を整備しながら、又、ゴミを拾いながら滝下へ、そして滝上からマーレ川駐車場へ、又、道を整備しながら行きました。一応トレッキングコースは少し安全に通れるようになりました。
 アダンやツルアダンは成長が早いので、またすぐに通れなくなるかもしれませんが、しばらくは大丈夫だと思います。  


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