ビーチクリーンアップ活動と西表島の自然、環境、生物に関する情報

今日もマングローブ林の漂着ゴミに係る調査を行ないました。
これは次年度環境省によって行なわれるマングローブ林内の漂着ゴミ回収を行なう為のサンプル調査のための調査です。  

今日はカーチバイのような強い南風が吹きました。
そんな中、西表島のマングローブ林の漂着ゴミ調査を行いました。
日本国内のマングローブ林の7割が西表島にあり、このマングローブ林に漂着したゴミの現状と回収した漂着ゴミの搬出方法、船または徒歩による搬出方法と搬出口の確認をしました。
今の時期、山々や川辺では聖紫花やサキシマツツジ、タイワンヤマツツジそしてシャリンバイの花が咲き新緑の中にピンクや赤、白の色が混ざりとてもきれいです。この光景は3月中旬から下旬ごろまで楽しめます。4月に入ると聖紫花の花はあまり見られなくなり、うりずん(若夏)の季節を迎えます。  

前日の中野海岸でのビーチクリーンアップで拾えなかった場所の漂着ゴミを拾いました。上原小学校の5,6年生も授業で海岸に来ていたので少し拾うのを手伝ってもらいました。
上原小学校では毎年5月に中野海岸で環境教育の一環でビーチクリーンアップ活動と調査を行っています。
今年度の漂着ゴミを3月に処理をする予定で、船浦港及び上原港への運搬を始めています。  

今日(2/21)中野海岸でビーチクリーンアップを行いました。
午後2時から5時まで、漂着ゴミの回収、分別、調査には29名の参加があり、中野海岸1,200mの砂浜の内、200mだけはとてもきれいになりました。参加者の皆さんありがとうございました。単純に考えるとあと150名ほど参加者がいれば砂浜全体の漂着ゴミがなくなり、美しい浜になったとふと考えてしまいます。
中野海岸は昨年までは石垣島と一緒に環境省の漂流、漂着ゴミに係る国内削減方策モデル調査地域に選ばれ、漂着ゴミの回収調査が行われました。しかし今年度は中野海岸での漂着ゴミの回収調査は打ち切られてしまい、漂着ゴミがいっぱいの海岸にまたなってしまいましたが、これからも活動を続けていきたいと思います。今日ｔ袋にして、13袋と冷蔵庫1台の漂着ごみを回収しました。内訳は発砲スチロール6袋、ペットボトル2袋、浮き玉1袋、漁網・ロープ類1袋、ビン・電球1袋、ビニール・プラスチック類2袋でした。
漂着ゴミ問題は人々の意識や発生源を絶たないと解決しませんが、これからも美しい自然、安全、安心な環境を守る為にみなさんの協力、よろしくお願いします。  

今日の夜、大原からの帰り道、北岸道路ナダラ橋のコンクリートの土手の上、20時26分ごろイリオモテヤマネコがいましたが、すぐに海岸側に落ちるように飛び降りてしまいました。大きさと毛並みから、たぶん首輪を付けたお年寄りのネコだと思います。怪我をしてなければよいのですが。
このネコはこのあたりで日中でもよく目撃され、道ばたで昼寝をしていた事もありました。昨年の事ですが、眼が悪く足を怪我したお年寄りのオスのヤマネコがエサを獲ることが出来ずに田んぼのそばで死んで見つかりました。心配です。  

今日は天気も良く、夏のように暑い一日でした。そんな昼時、豊原のさとうきび畑の中、一匹のイワサキクサゼミが鳴いていました。
また浦内公民館では、ヤマネコマラソンに向け県道の清掃を行い、ベコニアやインパチェンスの花をきれいに並べました。車を運転する時は人やヤマネコだけでなく花にも優しく運転してください。  

今日、ヤエヤマボタルを見に行きました。
場所によって数匹から十数匹とまだ少ないですが、オスが点滅しながら日没後30分ほど飛んでいました。
またイリオモテボタルのメスも光っていましたので、光を当てず邪魔をしないでやさしく観察してください。
それから飛び立ったオオコウモリに注意！今日も下痢便をかけられてしまいました。