ビーチクリーンアップ活動と西表島の自然、環境、生物に関する情報

台風6号通過後も時折強い風が吹いている西表島、高潮で海岸の漂着ゴミは、水路の中や防潮林の奥やマングローブ林の奥に沢山押し込まれていました。北寄りの海岸では砂浜の砂もえぐられて無くなっていました。卵を抱くムラサキサギは、卵を守れなかったようでした。写真は、放棄された巣と近くの木の上でたたずむ親鳥です。  

先島諸島に台風6号が接近中で3日前から船は全便欠航となっています。強い風雨が木々を揺らし、所々に折れた木がみられる西表島、今日からは大潮で、沢山の生き物たちが命を繋ぐ大切な日ですが、高潮と暴風による被害がとても心配です。観察中のムラサキサギの巣、2組のムラサキサギは強風で巣を放棄してしまいました。写真は、強風の中必死になって卵を抱く今日の午前10時10分頃の巣の上のムラサキサギの親です。台風通過後に飛ばされずに巣を守って命を繋いでいて欲しい、無事を祈るだけです。  

毎日暑い日々が続き、熱中症注意報が出ている八重山、台風6号が明後日には直撃しそうです。撮影していた、カンムリワシのヒナとアカショウビンの3羽のヒナは、無事に巣立ちました。ムラサキサギの2羽のヒナは巣のあった木に戻っていました。数日前、横断道の整備に行き、コガタスズメバチの巣を移動させました。今年3個目の巣の除去ですが、今年の巣はすべて地上に近いところにあります。最近台風被害が少なく、木々の枝が茂り、まとまった雨が降ると、重さに耐えかねてか、大きな木の倒木が多くなっています。少雨が続き雨は降ってほしいのですが、台風被害がとても心配です。写真は、すのあったきに戻った2羽のヒナ後ろと親鳥です。  

今日18日午前９時より、上原港周辺ビーチクリーンアップを行いました。西表エコプロジェクト会員や星野リゾートやじゃじゃまるスタッフ、環境省とエコツーリズム協会職員あわせて9名で、上原港周辺の海岸や漁港船揚げ場周辺、防波堤など６００ｍほどの距離で、其々離れて回収を行い、発泡スチロール・トン2袋、ペットボトル・トン1袋、ブイ・トン1袋、プラスチック類ロープ・トン1袋他、電球や瓶、缶やスプレー缶、タイヤなど沢山の漂着ゴミを回収しました。又、ペットボトル調査ではラベル有で中国６５本、日本12本、ベトナム4本、韓国２本、台湾2本、タイ1本、インドネシア1本、不明4本でした。皆さん暑い中、マスク着用でのビーチクリーンアップ協力ありがとうございました。写真は、今日の参加者の皆さんです。  

明日7月１８日午前９時より、上原港駐車場集合で、上原港周辺ビーチクリーンアップを、行ないます。緊急事態宣言が延長されましたが、今回はセルフビーチクリーンではなく、マスク着用で各自距離を取って、上原港草刈清掃作業と同じように注意しながら行いたいと思います。皆さん協力よろしくお願いします。写真は、前回のビーチクリーンアップの様子です。  

6月３０日上原港の草刈清掃と船揚げ場周辺の漂着ゴミ回収作業を、行いました。とても暑い中、エコプロジェクト他ダイビング組合やカヌー組合員１４名が参加、軽トラック20台分の草と漂着ゴミや運搬資材ゴミ、ポイ捨てゴミをトン袋1，5袋分回収しましたが、貨物の荷上場周辺にはまだ大量の壊れたパレットや包装ビーニール、放置車両や、捨てられた家電製品がたくさんあり西表島の玄関口上原港の荷上場周辺はゴミ捨て場のようです。写真は、清掃作業に協力してくれた皆さんです。皆さん協力ありがとうございました。