2014年12月31日

西表島の海岸漂着ゴミと新年ビーチクリーン予定

今年も後わずかとなりました。打ち寄せる海岸の漂着ゴミも非常に多くなりました。今月14日のビーチクリーンを行った星砂海岸にも沢山の漂着ゴミが押し寄せています。2か月前に回収された船浦から野原の海岸線は、大量の漂着ゴミが打ち寄せ、せっかくきれいになった海岸は、以前にもまして汚くなりました。生態系への影響も、とても深刻です。今年一年間、西表エコプロジェクト及び西表島バナナハウスの環境保護・保全・教育・支援活動への協力ありがとうございました。来年も環境保護・保全活動を行います。1月25日上原港周辺海岸、2月22日ホネラ海岸、3月22日南風見田海岸を予定しています。来年もよろしくお願いします。皆さんよいお年を。写真は、2ヶ月前に漂着ゴミの回収が終わりきれいになったはずの今日のホネラ海岸です。
  


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2014年12月29日

今日の横断道、マヤグスク・昨日のピナイサーラの自然

今日は、西表島横断ツアーに行きました。昨日の雨で水量が増した浦内川、カンピレーの滝では、コガタハナサキガエルの卵とオタマジャクシが生まれナンバンギセルやコウトウシランの花が咲いていました。横断道の維持管理、下草刈、倒木2本撤去、ゴミ拾いを行いながら進むと、ヒメサザンカやタイワンオガタマ、イナモリソウやツワブキの花も沢山咲いていました。イタチキ川の水量も増えマヤグスクの滝もきれいでした。又、エゴやオキナワテイショウソウの花も咲き始め、トクサランはとても綺麗に沢山咲いていました。レンギョウエビネやハイの木、へツカリンドウの蕾も膨らんでいました。いつもの山ビルは一匹もいませんでした。昨日のピナイサーラでは、雨に濡れ、スダジイの花や新緑がとても鮮やかで、ピナイサーラの滝の水量も増しとても迫力がありました。写真は、今日のマヤグスクの滝です。
  


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2014年12月27日

年末の西表島の自然環境

今年も残りわずかとなりました。ようやく例年の気候に戻ったものの、少雨が続き、名前の付いた川に水が戻ったけれど、沢や湿地に全く水は無く、ハナサキカエルやハラブチカエルの姿、鳴き声も聞こえなくなりました。繁殖の時期を迎えたヤエヤマアオガエルをはじめ、他のカエルの姿鳴き声も少なくなりました。森の中には、ドングリやシイの実がまだ沢山残っています。他の木の実も今年は多くイノシシも分散しています。ただ、山の上に水が無くなった事で、川まで毎日水を飲みに来ていました。オカガニも水が無い為、脱皮が出来ないようでした。海岸に漂着するゴミも、とても多くなりました。写真はオオハナサキガエル
  


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2014年12月24日

漂着ゴミとカツオノエボシ

今日は、強い北よりの風は治まり穏やかな天気に成りました。北よりの海岸線では、11月までに漂着ゴミの回収を行った海岸にも再び大量の漂着ゴミが戻って来ました。又、カツオノエボシなども沢山打ち上げられ始めましたが、その漂着ゴミが満潮で潮位が上がり、又、風や波が無い為に今日、再び沢山のゴミが海に流出していました。写真は、ここ数日間で打ち上げられた漂着ゴミ。
  


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2014年12月18日

西表山猫事故防止と上原港草刈り清掃作業

昨夜、野生生物保護センターでイリオモテヤマネコの緊急の交通事故防止の為の講座と話し合いが行われました。その中で、白い発信機の付いた目の悪い8歳のメス山猫が、頻繁にユツンの県道に出ている為の話し合いが行われました。今日は、ヤマネコの事故防止の為、午前9時より、見通しの悪いユツンの県道の草刈り、清掃作業を、環境省職員と、ボランティア4名で12時40分まで掛かりきれいにしました。又、上原港の草刈り、清掃作業を、西表エコプロジェクト他、ダイビング、シュノーケル、カヌー組合など、23名が参加して、午後3時ごろよりごご6時まで行い、草・軽トラック10台分、港内ゴミ・トン3袋、漂着ゴミ・トン2袋を回収しました。皆さんお疲れ様でした。これで、年末、年始安全に、快適に利用できます。ありがとうございました。これからも、協力よろしくお願いします。写真は、上原港清掃協力者の皆さんです。
  


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2014年12月15日

第4回西表島森林生態系保護地域保全管理委員会

今日、午後1時より、第4回西表島森林生態系保護地域保全管理委員会がホテルミヤヒラで行われました。議事では保全管理計画とりまとめに向けた今後のスケジュール案、これまでの主な意見及び保全管理計画骨子案、保全管理計画中間とりまとめについて話し合いが行われました。委員やオブザーバーから、世界遺産との関係、外来動物とくにイノブタ駆除の問題や、外来種を西表島に入れない事、浦内川からの水利用、保存地区登山道での非常時における避難箇所、避難小屋、テント設営や携帯電話の電波の確保、海岸地域の保護、河川利用のルール、希少種保護のための保存地区でのイノシシ猟などの意見がだされ、前々回の保護一辺倒から、保護と利用しながらの保全と安全を図る方向に変わってきたようでした。写真は、問題になっている、昨年の共猟で仕留められた内離島の斑点のあるイノブタです。
  


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2014年12月14日

ビーチクリーンアップin星砂海岸

昨日は、エコツーリズム協会でエコ市が行われました。又、今日は、星砂海岸のビーチクリーンアップを上原小学校のストームズ、ドリームズ他、地域住民52名の参加者で午後2時より行いました。300メートルの海岸線で発泡スチロール・トン4袋、ペットボトル・トン2袋、ロープ・トン0,5袋、ブイ・トン1袋、プラスチック・トン1,5袋他、ガスボンベ3本、ビン、缶、電球、スプレー缶や、注射器2本、ライター17個など沢山の漂着ゴミを、回収しました。ペットボトル1780本の内、ラベルの有る594本の調査では、中国439本、ベトナム50本、台湾48本、日本16本、韓国16本、マレーシア8本、フィリピン・インドネシア・シンガポールがそれぞれ1本、バーコード無16本でした。皆さんお疲れ様でした。来年もよろしくお願いします。又、今月18日には、午後4時ごろより、上原港周辺の草刈り、清掃作業を行いますので、よろしくお願いします。
  


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2014年12月09日

イノシシ猟と12月のビーチクリーンアップ、清掃活動予定

12月に入り小雨降る、北風が強い日々が続いています。北の海岸線の漂着ゴミも増々増え、強い北風で、県道上にも発泡スチロールなどのゴミが飛ばされて来ました。県の事業で漂着ゴミを回収した海岸線も再びゴミだらけと成りました。そんな中、漂着ゴミの多い笠崎や赤離れでは、6,7日に猟犬を使った共猟が行われました。私は、自分の罠を見に行きました。2頭掛かっていましたが子供のイノシシだったので逃がしてやりました。今月は、14日、日曜日、午後2時より星砂海岸駐車場集合で星砂の浜のビーチクリーンアップを行います。又、18日、木曜日午後5時より上原港周辺の清掃活動を行います。皆さん師走の忙しい時期ですが、協力よろしくお願いします。写真は、逃がしてあげたイノシシです。

  


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2014年12月09日

県道のゼブラゾーンで轢かれたサキシマスジオ

5、6日は山猫の撮影調査協力を行いました。県道沿いでは、新しい山猫の糞も確認されました。山猫の撮影も順調のようで、今月からは、発情期にも入り、これから頻繁にオス猫がメスを求めて徘徊します。雨も降り、餌を求めて子猫も道路に出てきます。そんな県道のゼブラゾーンで6日2メートルほどのサキシマスジオが轢かれていました。2か所轢かれ、腸が飛び出していましたが生きていました。これらを狙って、カンムリワシや山猫も交通事故に遭う危険が増加します。皆さんくれぐれも安全運転をお願いします。
  


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2014年12月04日

ようやく例年のようになりました。

一週間前にまとまった雨が降り、夜間断水なども無くなり、多くの川に水が戻りました。枯れかけていた植物も生き返り始めました。又、大変だったテレビ撮影も12月1日にはすべて終了、イノシシ猟にも出かけ4頭目を捕まえました。夜には、命どう宝プロジェクトのよる、「BLS講習会」が行われました。2日は漂着ゴミの回収後、イノシシの罠の撮影に協力、今日は、環境省による、第1回西表島の自然利用に関する意見交換会が開催されました。ようやく例年の強い北風が吹き始め、あいにくの天気にも関わらず、20名ほどのダイビングやカヌー、観光業者が集まり、西表島の自然利用の現状と問題点についての意見の共有を図りました。写真は、BLS講習会の様子です。
  


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