2011年12月30日

環境保全活動への協力ありがとうございました。

今年も残り一日ほどとなりました。皆さん今年一年間、環境保全活動、ビーチクリーンアップへの協力ありがとうございました。今年度は西表島北海岸の浜の部分の漂着ゴミ、トン袋で約1270袋の回収作業が沖縄県によって行われています。しかし、回収が終わった浜も、海面を漂っていた品々、強い北風で運ばれ浜は再び漂着ゴミに覆われています。今年度で終わる漂着ゴミの回収事業、次年度も引き続き行なってほしいです。又、回収範囲を八重山全域と防潮林、マングローブ林内にも広げ、自然環境、国土の保全に、国は取り組んで行く必要があると思います。皆さん来年も環境保全活動への協力よろしくお願いします。

  


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2011年12月27日

イリオモテボタル調査・ユチンの滝

ここ数日いい天気が続いています。昨日は環境省のイリオモテボタルの平成21年度から行われているモニタリング調査で私の担当、浦内川の河口への道の入口付近で行いましたが、メス1匹が午後6時34分に光り始め午後7時20分に終了、オスは現れませんでした。今月18日には現れなかった場所で、木が空を蔽い20日に光り始めた場所より車のライトの影響もない、いい場所なのですがまだ出始めたばかりのようでした。年々出没時期が遅くなっているようです。又、今日はユチンの三段の滝と、ゲータの変則三段の滝の上下に行きました。ユチンでは蝶が舞いツワブキやイナモリソウのほかにメジロホウズキの花や横断道ではまだ咲いていなかったオキナワテイショウソウの花が咲いていました。滝の上からの景色は最高でカンムリワシが空を舞い、海青くとても綺麗でした。
  


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2011年12月24日

西表島横断道とイリオモテヤマネコ

昨日は西表島横断のガイドに行きました。寒い一日でしたがジャングルの中はとても快適で楽に横断することが出来ました。横断道にはまだ沢山のドングリが残っていました。真新しいイノシシの掘り返した跡、雌イノシシの臭いと雄イノシシの臭い、近くの木には真新しい興奮した雄イノシシの牙の跡が沢山ありました。又、西表ヤマネコのマーキングによる臭いも所々に有り、雌を探しているようで、イノシシもヤマネコも発情しているようでした。ヤマネコはこの時期雌を求めて鳴きながらはいかいしています。横断道上では綺麗なトクサランの花が咲き、サザンカや強い香りのタイワンオガタマの花も咲いていました。横断道上には草が蔽いかぶさり、又、倒木が多く、山道を整備しながら、ゴミを拾いながらリボンを付けながら行ったので一部を除いてとても歩きやすく、迷いにくくなりました。イタジキ川から中間広場の間と、大富口より1,6キロメートル付近は雨が降っている時は危険ですので、横断する人は注意してください。大富からの帰り道、山猫がよく出てくる古見近く、子猫が道路でエサを探していました。道端によったものの、全然逃げませんでした。みなさん車の運転には十分注意してください。
  


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2011年12月20日

イリオモテボタル・海岸漂着ゴミ

昨日は船浮そしてイダの浜に行きましたが、天気が悪くいつもは美しい海も青く見えませんでした。又、綺麗な浜には漂着ゴミが打ち上げられていました。今、県で行われている漂着ゴミの回収作業、回収が終わった浜にも再び大量の漂着ゴミが打ち上げられています。今日は天気は悪い物の風は治まり上原港に終日定期船が入り、沖縄県海岸漂着物対策事業で石垣島へ、八重山諸島地域協議会が行われ、西表エコプロジェクトもワーキンググループに加わり協議が行われ、情報の共有、海岸清掃計画の策定、回収体制の確立などについて検討を行ないました。帰宅後、今日は少し暖かく雨上がりで月も無くイリオモテボタルが出ている可能性がある為、観察に出かけました。2日前には見られなかった浦内集落近くで午後6時30分頃よりイリオモテボタルのメスがお尻を上げて光り始めましてた。車が通るたびにライトで周囲が明るくなりホタルの光りは見えなくなりましたが、通り過ぎると再びホタルの光が見え、なんとかオスとめぐり合って命を繋いでほしいと願います。年々、野生の生き物達にとって住みにくくなって行く西表島、この貴重な自然を皆さんの協力で守りましょう。昨日、大嵩様よりビーチクリーンアップ活動への寄付がありました。いつも協力ありがとうございます。
  


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2011年12月18日

ビーチクリーンアップin船浦湾マングローブ林

毎日悪天候の日々が続く西表島、一昨日は上原小学校でデンサー駅伝大会が行われ、幼稚園、小学校、船浦中学校の子供達や青年、地域の人々がタスキを繋ぎました。昨日は逆さ滝を見ながらイノシシ猟に出かけ、2頭捕獲する事が出来ました。そして、今日は久しぶりに天気も良く、集落広場などの清掃の後、ビーチクリーンアップ活動で西表島カヌー組合主催、西表エコプロジェクト協力の船浦湾のマングローブ林の漂着ゴミの回収を組合員と西表エコプロジェクト協力者と一般参加者を加えた計30名以上が集まりそれぞれカヌーやカヤックで2時間の回収運搬作業を行い大量の漂着ゴミを回収、マングローブに絡みついたロープや、マングローブ林の奥に入り込んだ浮き球、大きな発泡スチロールの浮きやビニール、ペットボトル、電球など合わせてトン袋で10袋以上となりました。特に多かったのは発泡スチロール4・5袋、ロープ1・5袋、浮き球1・5袋、ペットボトル1袋、プラ・ビニール類1袋でした。皆さん協力ありがとうございました。又、ゴミを運搬している西の空が今日は久しぶりに赤く染まっていたのでそろそろ現れるイリオモテボタルをアオガエルが合唱する中、見に行きましたが、浦内地区3ヶ所ではまだ見られませんでした。しかしオオシママドボタルの成虫を始め、他のホタルの幼虫は星が落ちたかのように沢山光り輝いていました。  


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2011年12月14日

悪天候と文化財新盛家修復作業

この所冷え込み毎日雨の悪天候の日々が続きツアー参加者や修学旅行の学生達にはピナイサーラの滝は寒く泳ぐのにも少し勇気がいるようでした。この冷え込みと雨でサガリバナの花もツボミは膨らむものの開かずに落ちる物が増えてきました。しかし、センリョウやマンリョウの実は色付き、ツワブキの花も咲き始めました。そんな一週間、上原青年会の芸能発表会が行われ未来に繋がる青年達の素晴らしい芸能に心を打たれました。又、現在、祖納集落にある県指定文化財で築140年以上の木造茅葺屋根の新盛家で修復作業工事が行われていましたが、11日からは茅の葺き替え作業に入りました。寒い雨の降るあいにくの天気に作業ははかどらず一日では終わりませんでした。10年に一度の茅の葺き替え作業は、業の伝承の場となり、青年達に伝えられ、13日にようやく完成しました。雨に濡れた天井や壁板いはカビが生えシミが残りこの雨続きの天気が恨めしく思われましたが夕方からは、多くの人が家の完成を祝って集まり〔家たかび〕が盛大に行われ地域や人々が繋がり、命を繋ぐ場となりました。毎日雨が続くものの昨日、今日と少し薄日が差すと蝉が命を繋ぐため必死に鳴いていました。  


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2011年12月06日

昨夜から天気は崩れ海は赤土の流出でとても濁っています。

少し天気も回復、蝉が鳴き、ミサゴが鳴きペアリング、シジュウカラやキジバトも鳴きながら雄は雌に求愛、ヒヨドリも鳴き合う森の中、沢ではリュウキュウアサギマダラが飛び交い、コノハチョウも飛んでいました。しかし、例年飛来しているシロハラやアカハラなどの渡り鳥の姿は無くこのまま来なければヤマネコにとっては厳しい季節に成りそうです。秋の深まりとともにリュウキュウマツの森では食べられるキノコのアミタケが生え始めました。今、イノシシ猟真っ盛りの西表島、なんとか9頭を捕獲内6頭は持ち帰りました。イノシシの胃の中は椎の実やドングリがいっぱいで台風の影響が少なかった事が窺えます。今日予定していたイノシシ猟、昨夜から天気は崩れ取りやめました。雨は降り続き大しけ船は欠航、海も赤土の流出でとても濁っていました。漂着ゴミや排水と共に赤土の流出による海の生態系や環境に及ぼす影響が心配です。
      


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2011年12月01日

久しぶりに逆さ滝が現れました。

昨日までの穏やかな天気も今日は一変して大荒れの天気になりました。北風は強く波も高くなり、川の水量も増え、クーラ川沿いの岩肌に在るオリエンタルの水源の滝も、久しぶりに立派な逆さ滝になりました。又、蝉の声や鳥のさえずりも聞こえ無くなり、風や木々の音だけが響いていましたが、時折サシバのかん高い鳴声だけは聞こえる今日の西表島でした。  


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